可愛い愛犬が、どんな音にも「ビクッ!!」反応して、さらに震えたりして、可哀想だな…って思うことありませんか?
- 物を落とした時の音
- ドアを閉める音
- 外のトラック・バイクの音
- 豪雨の音・雷
うちの犬も、とにかく音に敏感で、少しの物音でも怖がっていました。
いずれ慣れて克服するだろうなんて思って、最初は「ほんと男の子なのにビビリだなぁ(笑)」なんてからかっていました。
しかし、数ヶ月たっても、部屋の中でものを落としたときや、扉がバタン!と閉まっただけでもビク!としちゃってました。
雷なんて一番だめで大雨の窓に打ち付ける雨音だけでも、もう無理…。
あまりにもビビって怖がるので、震えるたびに抱きしめて「大丈夫だよ」と声をかけていました。
しかし、コレがダメだったのです。
心配で構いすぎて、何かの拍子に「大丈夫」という単語を発しただけで、「大丈夫=恐怖体験をしている」という過剰反応になってしまいました。
何もなくても、その単語「大丈夫だよ」を言うだけで「今は大丈夫じゃない状態だから声を掛けられているんだ!」と、まるでパブロフの犬のような反応を示します。
解決策は「何もしない」「構わない」
残念ながら「大丈夫」という言葉だけでさらにビビるようになってしまったうちのワンちゃん。
そう気づいてから、考え方を180度変えました。
こちらが過剰に構いすぎて、そういう反応を示しているのであれば、逆に何も反応しないようにしました。
犬に「大丈夫ってフォローしてもらうほどの恐怖ではない」と思い込ませるようにしてみました。
私も大げさに反応することをやめました。
次第に少しの音ではビックリするようなことは、なくなってきました。
もう一つ対策として、自発的に音が聞こえにくくなる避難地・中にスッポリと入るタイプのペットハウスを購入しました。
今では、怖くなる前に自分で避難するようにしています。
避難場所は犬がすっぽり入れるペットハウス
犬は、自分のテリトリーがあると安心するようで、ペットハウスを購入したその日のうちから、気に入った様子で入っていました。
▲上のペットハウスは、小型犬用なので、中型犬ぐらいからキツくなってくると思います。
底は、フワフワでかなり分厚いです。9cmもあります。
電気コードを通す穴が空いているので、冬場はペット用のホットカーペットを入れています。
雨音がひどくなってきたなと思っていると、勝手に中に入って(ちゃんと頭を奥に突っ込んで音が聞こえないようにしています)聞かないよう自分で工夫していました。
雷も以前は音を聞いただけで、てんかんの症状みたいにブルブル震えて、その場で動けなくなってしまいました。
でも、ペットハウスを購入してからというもの、雷が鳴ってても、そばにいてあげると震えることもなくなり、音が遠ざかったらちゃんと元気に外に出てきます。
まとめ
私の反応が、より怖がりに・ビビリにさせてしまったようなところもあるので、気づいてからは、大きな音がなっても、「何も言わない・目を合わせない」ことを徹底しました。
人がかかわることを極力最小限にして自分での対処法を身に着けてもらいました。
やはり、人間の子供でも、犬でも、育て方はいっしょで構ってあげればあげるほど、甘えん坊になってしまうんだな…と実感しました。
「崖から落とす」ではないですが、ある程度ほうっておいて、自立させなければならないんですね。
また、「自分だけの安心できる場所=テリトリー」を与えてあげることにより、「心のより所」ができたようで、「入れば安全」と認識したようです。
期間は、ある程度かかりましたが、かなり克服するようになり、ワンちゃんのことを心配する時間が少なくなりました。私も子離れしたってことでしょう(笑
物を落として、大きな音が出てしまったときも「大丈夫?」でなく「ごめーん」といつも通りのテンションで様子をうかがうようにしたら、急な物音にもビックリしなくなってきました。
ただ、何か私に怒られても、まったく反省する気がない・聞く気がない時もこっそりペットハウスに入り込んで、私の怒りが過ぎるのを待っています。
本当の意味での避難地として使われつつあります。